昨年、秋に植木鉢に播いたコモンタイム。
1つ目の鉢は、暑さにやられたのか、全滅。
2つ目の鉢は、母が植木鉢をなぎ倒すという痛ましい事件に見舞われながらも、かろうじて1本だけ生き残っていました。
しかし、10月のある早朝、やってきたご近所さんに蹴り倒されて、鉢は見事に割れ、中身の土と数㎝伸びていたタイムは玄関前に散らばり、即きれいに掃除されてしまいました。
天国に召されたタイムは、草加煎餅の詰め合わせになって返って来ましたが、いや~、そんなサザエさんみたいな話が本当に起こるなんて。

そして、今年4月、昨秋にレイズドベッドへ直播きしたタイムが冬越ししているのを発見。
それでもたった4本ばかし、すんげー小さい芽で2~3㎝ほどでした。
調べてみると、確かにコモンタイムは種から苗になるまでに時間がかかるようですが、日当たりの良い場所で培養土を使用した植木鉢で育てると、10㎝~の苗に成長するまで2か月くらいでしょうか。
私も有機栽培とか無農薬とか下手なこだわりを持たず、大人しくフツーに培養土で育てれば良いんでしょうけど……。
ちゃんと育ってくれるか心もとないので、また追加してタイムの種を播くべく、以前と同じように水に浸しました。
が、数日しても発芽しません。
購入から1年くらいは大丈夫なはずですが、昨年秋に購入して劣化してしまったのか。
死んだ種を取っておいても仕方ないので、いっそ一思いに……と昨年買った種を全て浸し、その後、休眠打破という方法により発芽率がアップすることを知り、試しに冷蔵庫へ入れてみました。
すると、4/17に先に水に浸した10粒のうちいくつかの発芽を確認。
冷蔵庫の低温の中でも発芽するし、昨年の種は無事に生きていたのですね。
レイズドベッドへぱらぱらと播きましたら、ぼちぼち芽が出てきました。
コモンタイムは、ホワイトシチューに入れると格段に味が良くなるとの情報を得て、今すぐにでも試したい気持ち満々ですが、今年はどれくらい成長してくれるのでしょうか。

それから3ヶ月が過ぎ、冬越しのタイムも今年播いたタイムも順調に伸びてきました。
春には木立性と思えないくらいひょろひょろに地を這いつくばって、一見、匍匐性のタイムかと見まごうほどでしたが、いよいよ収穫できるまでになりました。
タイムは木質化した根元の部分を避け、緑の枝をカットすると、そこから脇芽が出て、さらに生い茂ってくれます。
母にそう説明して収穫をお願いすると、おや?予想とは違った形状の取れ高になりましたが、もっと根元の方から、茎が赤っぽく紫っぽくなっている部分も含めて収穫して良いはずだけどな。
薄っすらとハッシュドビーフ?らしき香りがします。

この生のタイムを使ってシチューをいざ調理。
本当は市販のルーとフレッシュタイムを使ったレシピでいつもの家庭の味と比べてみたかったのですが、見付けられずにいきなり本格的なシチューにトライすることになりました。
小麦粉と生クリームを使い、タイムの枝を入れて煮込みは5分、出来上がりました。
実食すると――、タイム感は薄いけど……。
普段、使わない食材であるマッシュルームの方が存在感があり、お味としては、自家製のホワイトグラタンのような。
何にせよ、これでタイムというハーブの香り・食感・イメージが理解でき、次の料理にも使いこなせそうな気がしてきました。


